【ジョーカー】感想|映画自体を「〇〇〇〇」として見ると楽しめる(映画ネタバレあり)
また傑作が生まれた。そして、「ダークナイト」のようにこの映画がきっかけでまた犯罪が起きるんじゃないか。
リアル・ジョーカー。ダークナイト乱射犯が自宅に仕掛けた殺人ブービートラップに全米二度震撼(動画追記)
これが見終わった後に思ったことだった。
ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を獲ったのも、今年の映画賞は総取りと言われるのも理解できる重厚な映画だった。一方、ブログで「つまらない」「退屈」「駄作」と感想を書いている人もいるのもわかる。そういうブログも読んだけど視点とか映画の作り方なんだよな。それが面白いと思うかどうかで、全然楽しみ方が変わってくる。
私自身はこの映画自体がドラッグのようなトリップする感覚になった。「マルホランド・ドライブ」、「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」のようだ。
マルホランド・ドライブ…
【マチネの終わりに】感想|人間の愛と業が交錯した、詩のように繊細で美しい物語(映画ネタバレあり感想)
11/1に映画「マチネの終わりに」の上映が開始。
予告編を見て、
「福山雅治・石田ゆり子主演」「大人のラブロマンス」「映像の世界観」「原作:平野啓一郎」このキーワードで直感的に「見たい!」と思った。そして、速攻予約。初日に見てきた。
福山さんも石田さんもインスタでフォローしているので、2人からの告知投稿がバンバン来てたのも、ボディブローのように効いたのかもしれない。
タレントの宣伝行脚、地味に来る。
40代の男女の恋愛がテーマだけど、なんかこうも人生は上手くいかないものかと諭される。すれ違い、遠回りし続けるのが人生なのかなと考えさせられた。
終わったばかりでまだ心はあの物語の中に取り残されている感じ。切ないけど、まだ浸っていたい気になる。
そんな心境を整理しつつ、映画「マチネの終わりに」の感想や考察を書いてみる。
<2019/11/12…
【天気の子】感想・考察|救われない世界で愛ができること(映画ネタバレ感想)
「君の名は。」(2016年)が250.3億円の興行成績を叩き出し、一躍ヒットメーカーになった新海誠監督。
その新海誠監督の最新作「天気の子」。10月時点で観客動員数1,000万人を突破、興行収入も130億円を突破。
ネットでは賛否あるものの、周りの友達は「めっちゃよかった!」「『君の名は。』よりも好き」という声もあった。さすがの一言。ただ、いい映画なんだけど、テーマの重さと主人公たちの未熟さがマッチしてなくて、残酷だなと思った。
どのあたりが残酷だったか、映画「天気の子」のテーマや物語がどんなものだったか振り返りながら、感想や考察を書いていく。
「天気の子」の概要
2019年/日本 上映時間:114分配給:東宝監督・原作・脚本:新海誠
「天気の子」のキャスト
声優:醍醐虎汰朗、森七菜、本田翼、平泉成、倍賞千恵子、小栗旬…